あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

健康長寿:遠すぎる達観

2024-06-03 06:29:09 | 日記
アクセルとブレーキ

 私の願いは健康長寿。
そこで頼りにしているのがウォーキング、毎日1時間歩いています。
ついでに月曜日はこれをテーマに駄文書き。
今週は「交通事故とウォーキング」です。
 善人とまでは言わないまでも悪事とは縁なく生きて来た人生の終盤に、
もしもお縄になることがあるとすればその原因は交通違反。
事故の加害者になって交通刑務所に収監される可能性はゼロではありません。
 高齢者の事故のニュースを見るにつけ、これまでは大丈夫だったけれど
これからは心配だよなオレの運転、と思います。
 そんなタイミングで地元紙に<みんなで防ごう、高齢者の交通事故>の
特集が掲載されていました。

 記事の中で怖いのはこのくだり。
<ドライバーの過失の度合いが大きい事故による死者は、65歳以上の
運転者では前年比2人増の14人を超えた。
高齢ドライバーの過失の度合いが大きい事故が年々増加している>
その原因をひと言でいうならば「不注意」
 <高齢ドライバーの事故原因のほぼ半数が「安全不確認」(構成率47%)>
その内の3割強を占めるのが「出会い頭」の事故。
交差点の手前でしっかり一時停止をして安全確認する、これができていない
とありました。
 度々話題になるブレーキとアクセルの踏み間違いによる「操作不適」、
こちらは構成率9%。
思った程多くない印象ですが、昨年発生した83件の内58件は高齢ドライバー
によるもの。
高齢者が事故の原因であることに変わりありません。

半径30分で買い物

 加齢による体の機能の衰退の内、特に交通事故に直結すると思われるのは
「動体視力」と「反射機能」
記事にはこんな解説がありました。
 <動体視力は運転に重要な役割を果たすが50代から急速に低下し、60
代以降に低下が加速する。
加えて視野も狭くなり歩行者などの接近に気付くのが遅れる。
運転中の視野は速度が上がるにつれて周辺部が見えにくくなる>
 <状況をとっさに判断して操作するまでの時間が長くなる。
また動作の正確さも低下する>(引用は全て 信濃毎日新聞 より)
こうなると運転を減らすことを真剣に考えなければなりません。

 健康長寿の強い味方のウォーキング。
交通事故を引き起こさない上で何かの役に立っているかを調べてみました。
 <屋外でのウォーキングは様々な状況に対する判断能力、反射神経、バラ
ンス感覚の訓練になっている>(多摩市医師会 より)
確かにボーと歩いていたんじゃ転んでしまいます。
 日常生活で車を運転する目的のほとんどは近所での買い物。
毎日1時間のウォーキングをする身ならば、半径30分の距離を歩いて買い
物に行けば済みます。
事故の心配がぐっと減るじゃないですか。
 その達観に至る気配はありません。

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日曜日は川柳の日

2024-06-02 06:29:39 | 日記

 沖縄方面は既に梅雨入り。
信州信濃にも厄介な季節が近づきました。
雨だけならば潤いに感謝。
暑さだけなら植物の生長に期待。
ところが両方となると途端に鬱陶しい。
蒸し暑さで体がへばり食欲も下がり気味。
梅雨入りすると冷たい蕎麦をすすりたくなります。
 そこで今週の駄作です。

 <蒸し暑さ 蕎麦猪口満たす つゆ入る>

 降っても晴れても「あるくあかるく」は更新です。
来週の予告編をどうぞ。

3日(月)健康長寿:   年寄りの事故
4日(火)雑草の日:   森のニンジン
5日(水)身近な生き物: 悪夢の事故
6日(木)国語のおさらい:漢字の旁
7日(金)昭和のプロレス:日本人対決
8日(土)日々の愚問:  厄介な乾燥剤

 苗を植えると晴天続き。
ゴルフの予定を入れると急に雨。
この不思議、どうしてなのか分かりません。



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日々の愚問:重箱の隅

2024-06-01 06:29:39 | 日記
スポンサーは細心に

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問
を取り上げています。
 今週は重箱の隅をつつく話、5月14日の地元紙の経済面にあった
<無印良品 郊外出店を強化>の記事からの愚問です。
文中で「無印良品」とすべきところが「無印郎品」となっているのを見つ
けてしまいました。
 年に何度か同様の誤植が目に入りますが、気になるのは関係者の反応。
撲滅すべく激烈な取り組みをしているのか、はたまた決してなくならない
ものとして認知しているのか、その辺りを探ってみました。

 先ずは誤植の定義から。
<印刷物の文字の誤り。
原稿の不完全、作業者の不注意、活字の不良、コンピューターの化け字、
などの原因によって起きる>(製本用語集のひきだし より)
 印刷物の過ちを「誤って植える」と表現する理由は過去の作業内容が由来。
<かつての印刷工程は鉛で作られた「活字」をひとつひとつゲラ箱に
置いていった。
その作業が田に苗を植えていく様子と似ていたために、字を植える植字となった>
 しかし現在では活字の植え間違いによる誤植はほぼ100%無いのだそうで。
<現在の誤植は校正ミス>
校正は人の目による確認作業。
だから完全なる結果は望めない様です。

 <誤植の無い本は極めて稀、と言うより初版で誤植が無いのはほぼあり得ない。
新聞ではきっと毎日ある>
と関係者が言い切る程に誤植の撲滅は難しい話。
 ならば野放しにしているかと言うと、当然そんな筈もありません。
してはいけない誤植には注意を払います。
 <読者がすぐ分かる誤植は一番恥ずかしく許しがたい。
もうひとつは間違ってはいけない相手で間違えを起こすこと>(引用は全て 経営堂 より)
それはスポンサー筋などを指し、一般読者は埒外なのだと推察します。

先刻承知

 集英社のホームページを見るとそれが見当違いじゃ無さそうな気がします。
誤植に気付いた読者が会社に連絡しようとHPを開くと、こんな案内に導かれます。
 <出版物の誤植を発見した→最近の正誤表は以下を参照→(たとえば)ドラ
ゴンボール超21の48ページのセリフ。
誤)すいぶんと 正)ずいぶんと>
 正誤表にある通り、こちらでも間違いは把握している、だからいちいち
教えてくれなくても結構、そんな雰囲気が漂っています。

 冒頭の新聞記事の誤植に話を戻しましょう。
同社のホームページには訂正分が載っていました。
<弊社広告について一部誤りがありましたので下記のとおり訂正とお詫びを
申し上げます。
誤)隠岐・対馬 正)壱岐・対馬>(信濃毎日新聞 より)
 この日付は今年の2月1日。
5月に発生した広告ではない「朗品」が訂正されるかされないか、ちょっと
気にしてみます。



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昭和のプロレス:奇跡的な得点

2024-05-31 06:29:09 | 日記
ジュニア王座を獲得

 「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」ではリングを盛り上げた脇役達を
振り返っています。
今週登場するのは「NWAジュニアヘビー級王者、ケン・マンテル」です。
 181cm102kgのマンテルの初来日は1971年8月の日本プロレス
サマーミステリアスシリーズ。
24歳でキャリア5年のマンテルにはこの来日に特筆すべき活躍はありません。
 ところが帰国後の73年12月19日にミシシッピーで、時のJR王者
のダニー・ホッジに挑戦し見事王座を奪取。
一躍注目される存在になりました。

 翌74年11月に現役王者として全日本プロレスのNWAワールド
チャンピオンシリーズに参戦。
11月22日の開幕戦から連日の様にメインに出場し主役を張りました。
 しかしそれもNWAヘビー級王者のジャック・ブリスコが特別参戦するまでの話。
12月2日にブリスコが登場するとファンの興味はブリスコと馬場のNWA
チャンピオンベルトを巡る争奪劇に集中。
ジュニア王者は一段下の扱いに甘んじ、帰国後には王座も失ってしまいます。
 それでも元王者の威光は重宝されます。
75年に開催された全日のオープン選手権にはドリー、レイス、ブッチャー、
ジョナサン、レスリング、ローデス、マードックなど超一流選手と共に出場を
要請されています。

新日本に出場

 12月6日の開幕戦では大木とシングル対決し12分58秒に頭突きに敗退。
翌日は木村のクロスチョップを浴びて10分34秒に負け。
その後はヘーシンク、ジョナサン、井上、草津と引き分け。
16日にオコーナーを首固めで破りますが、18日にはマツダに敗退。
公式戦を8戦して1勝3敗4引き分け、参加選手20人中の14位に終えています。
 76年には新日本に戦場を移し年間最大のイベント、第3回ワールドリーグ
に参戦。
 活躍が期待されたのですが4月2日の開幕戦で木戸と戦い15分19秒で負け。
中堅選手にコロリと負けてしまい危機感が漂います。
案の定クラップ、バション、坂口、小林、星野、斎藤、永源、リベラ、モラ
レスに連敗。
 結局勝ち星は10日のラウル・マタ戦と15日の山本小鉄戦、途中欠場
したタワーリング・インフェルノからの不戦勝だけ。
リーグ戦の戦績は3勝10敗で14人中の11番目。
マンテルより下にいたのはマタと永源と小鉄だけという惨状でした。

 両団体のリーグ戦で全く振るわなかったマンテルには何処からも声が掛からず、
日本マットからは消えてしまいました。
 でも奇跡の様な数字は残しました。
計算方式が異なる2団体のリーグ戦でマンテルの得点は共に3点。
狙ってできることじゃありません。
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国語のおさらい:無知を認める

2024-05-30 06:29:39 | 日記
初見の言葉

 毎週木曜日は国語をおさらいする日。
「破廉恥」って言葉は当然ながら知っていたけれど、「廉恥」って言葉
があるとは恥ずかしながら知らなんだ。
 先日辞書をパラパラしていたら「廉恥」に目が止まり、驚きつつ恥じ
入りました。
自戒を込めてすぐに解説を読まず意味を想像してみました。
 先ずは破廉恥を恥ずかしいこと、常識破りのことと定義。
ならば廉恥はその逆で正常なこと、当たり前のこと。
そんな意味だと推察しましたがはて?
おさらいの開始です。

 それでは「破廉恥」の意味の確認から。
辞書を引くと<廉恥を破す、つまりおよそ恥ということを知らないの意。
不正を行っても平気でいる様子>
 破廉恥の定義からして的外れでした。
となると廉恥の推察も間違いなので、ここで改めて定義を考え直しました。
その結果、恥を知る、正しいことを行うことに修正。
さて、結果は?
 <廉恥:廉は分限を知り、利欲の念が無い意。
心が清らかで、恥じることを知っていること>(新明解国語辞典 より)
 大外れじゃないけれど、少し掠ったくらいの当たり具合です。
廉恥は恥を知り、破廉恥は恥を知らぬこと。
漸く意味が頭に入りました。

破廉恥の歴史

 昭和30年生まれの私の場合、破廉恥と聞くと条件反射の様に思い浮かぶ
のが「ハレンチ学園」
これは永井豪さんのエッチな学園マンガ。
1968年から72年まで週刊少年ジャンプで連載されて大ヒットし、
テレビドラマや映画もされて社会現象にまでなりました。
 そんな大流行に影響されたのは当然ながら私だけじゃありません。
これはこの世代の共通項で、その結果ハレンチ学園は「破廉恥」の歴史
に大きな痕跡を残しました。

 <破廉恥には大きく分けて3つの段階がある。
①破廉恥の基の意味は恥知らず。
泉鏡花の作品では「~国賊である、破廉恥で無気力の人外である」と使われている。
②1968年前後に「イカス」とか「カッコイイ」風な意味で使うのが流行した。
週間平凡に「ハレンチ族の超個性的スタイルとは」の特集がある。
③ハレンチ学園の流行に前後して、エッチの意味で使われることが多くなり、
現在に至る>(ちゆに歳 より)
 ハレンチ学園に多大な影響を受けつつも破廉恥の正しい意味を知らずにいた私。
更には廉恥の存在も知らなかった私。
恥ずかし過ぎる話です。
 でも恥ずかしいと思えるのだから破廉恥じゃありません。
言うなれば破天荒すぎる無知です。

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